自由主義と社会主義 3
企業が一定の資本と労働力を持ち、それによってものを作って一定のものを納めます。
しかし、それ以上にできた場合は、それを自由に市場で売ってもよいというわけです。
これは明らかに自由化です。
最近では、私的な個人経営から、かなりの人を雇用する私営企業が許され、国営事業の株式会社化も始まっています。
さらに、これと結んで労働市場ができ、証券市場ができます。
土地の使用権にかんして土地市場も生まれ始めています。
他方、そのころ、ソ連の方でも、1985年にゴルバチョフ政権になって以来、自由化の新しい波が高まっていました。
ペレストロイカ(建て直し、改革)やグラスノスチ(公開)の旗印のもとに、このところ自由化や民主化の動きが活発です。
このように自由化が進んでいったから、中国は1980年前後からですが、ソ連圏ではだいたい1960年前後から、スターリン体制に代表されたような全面集権的な社会主義は崩れてきました。石塚孝一氏によると、フルシチョフによる公式のスターリン批判そのものは、1956年にさかのぼります。
・・・ともあれ、こうして共産圏でも、国によって多少の前後はありますが、社会体制は一種のソ混合体制に向かうことになります。