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2011年02月 アーカイブ

近代は「西洋の時代」

ポルトガルの船が日本に入ってくるようになったあの頃から、西洋が支配力をもってきました。


そして、この方向を不動のものにするのは産業革命です。


産業革命を真っ先にやったイギリスは、一国で世界の4分の1を領有するまでになりました。


私が小学校の頃、世界地図が教壇に貼られており、いやでも目についたのを思い出します。


日本は真っ赤、イギリスは桃色に塗ってあり、それが世界のほとんど4分の1から3分の1の面積を占めていました。


南アフリカ、北アフリカ(エジプト)、中近東、インド、マレー半島、オーストラリア、カナダが桃色でした。


19世紀はユニオンジャックが世界の津々浦々にひるがえった時代でした。


それが第一次、第二次大戦を通して今日ではすっかり様変わりをしたのです。


しかし、イギリスに代わって今度はアメリカが登場し、戦後の世界を支配してきました。


・・・そういうわけで、ずっと今日まで欧米が支配してきたわけで、これが近代の特徴だったといえるでしょう。


ですから、近代化ということは西洋化とほとんど同じでした。

近代は「西洋の時代」 2

例えば、日本でも明治維新以来、近代化は西洋化でした。


文明開化だといって鹿鳴館で洋装をしてダンスを踊り、留学するといえばみなヨーロッパへ行きました。


戦後はアメリカに多く行くようになりましたが、ともあれ、そのようにして明治維新以後、西洋の文物を取り入れて日本は近代化したのです。


・・・しかし、こういう時代が今、大きくゆらいでいます。


これは世界史的に見てきわめて重要なことです。


世界史に日本の果たした役割も非常に大きいものでした。


ヨーロッパがどんどん世界に支配力を広げていたその勢いに、最初のつまずきを与えたものは日露戦争(1904~5年)でした。


もっとも、日露戦争は日本が勝ったといっても、実力では到底及ばない戦いでした。


奉天(今の藩陽)まで攻めていったといっても旧満州の南半分に過ぎず、シベリアまではだいぶん距離があり、モスクワまでとなると気が遠くなるほどの距離があります。


・・・そこまで行く力など、当時の日本には思いも及ばないことでした。

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