進行するアメリカ病 3

とくに注目すべきことは、1970年代に入ってドルの価値が40%も切り下げられたにもかかわらず、輸出が低下したことです。


また目立ったことは、アメリカが世界に誇る自動車産業や先端技術分野で、外国製品とくに日本に攻めこまれたことです。


1960年には国内市場で95・9%を占めていた自動車は、1980年には72・9%に落ちこんでいます。


政府の産業保護政策で辛うじて大きな落ちこみを免れている鉄鋼や衣料品を除けば、主要製品は同様に、シェアを著しく外国に奪われています。


家電は94・4%から53・1%へ、靴は97・7%から66・6%へ、繊維機械は93・4%から53・1%へ、電卓は95%から57・1%へと・・・


いずれもその低下の幅は大きいものです。


このなかでも家電製品の落ちこみは目立っています。


アメリカ企業はすでに、ラジオでは自国市場における生産から撤退していますが、カラーテレビの場合も、その多くが現地生産の日本メーカーによるものであることは、周知のとおりです。

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