進行するアメリカ病 4

これと同時に、アメリカが世界市場でかつて圧倒的な優位を占めた輸出製品にも、かげりが見えてきました。


その代表が航空機です。


一時はボーイングやダグラスなどの大型アメリカ機が、世界の空をわが物顔に飛び回ったが、いまではヨーロッパのエアバス・インダストリー社の旅客機がシェアに大きく割り込んできています。


同社は設立以来6年で、世界の民間航空機市場の21%と食いこみ、1960~80年の間にアメリカのシェアは70・9%から52・2%へと落ちています。


伝統的に輸出に強い産業でも、同様にその低落ぶりが目立っています。


たとえばプラスチック製品とか医薬品のようなR&D志向型産業も同様です。


また世界最強といわれるコンピューターでも、日本の激しい追い上げを受けています。


このほか各種機械類でも、アメリカは激しく世界市場でその地歩を奪われつつあります。


・・・このような主要産業における国際競争力の地盤沈下は、アメリカの経済や社会や技術に大きな問題を惹き起こしています。

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